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平安貴族宮廷祝い図 羽子板形硯箱 k-119

羽子板形硯箱です。
古い泥絵具を用いて平安貴族が宮廷と思われる場所で
祝いの行事を行っている図が描かれています。
絵の具が剥がれ下の胡粉が覗いて見える箇所も多く見られ
江戸期以上の古い時代のものだと思いますがはっきりとは判りません。
硯箱の蓋になる方…大勢の男女が見守る中
牛車のような輿から女性が降りようとしています。
中央には三方に載せられた餅も描かれています。
表面側面とも絵の具の剥離が多々見られ
上部に3cmほどのヒビが入っています。
硯を埋め込んだ方…裏には御簾の中の男女の前で
祝いの舞いを舞ってる図が描かれています
こちらは比較的絵の具の色が残っていますが
側面はやはり剥離が多々見られます。
修理跡のようなヒビ割れがあります。
(最後から2枚目の画像参照)
全体の長さ32cm
羽子板の最大幅15cm
蓋をした時の硯箱の厚さ2.9cm
(硯は嵌め込んであって外れません)
在庫なし