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銅器 置物 飾り物 忠義桜 太平記 児島高徳 白桜十字詩 s-651   

銅製(黄銅と思いますがはっきりとは分かりません)の置物、飾りもの、オブジェ
太平記にも出てくる忠義桜の十字詩で有名な児島高徳をかたどったものです。
桜の木の部分は空洞になっているので花生けに使われるものかもしれませんが
水を入れての確認はしていません。
高さ21.5cm
底面9.7cm×7cm
漢詩を彫ったとされる部分がスレているのか
金属変化したのかわかりませんが
他の部分に比べて金色がかった色になっています。

児島高徳…備前国児島郡林村出身
鎌倉時代末期から南北朝時代にかけて忠義の武士として活躍したとされる。
『太平記』によれば鎌倉幕府討伐に破れ隠岐の島に流される後醍醐天皇を慰める為に
児島高徳が桜の幹を刀で削って書いた十字の詩が
  天莫空勾践 時非無范蠡
  天勾践(こうせん)を空(むな)しうするなかれ
  時に范(はん)蠡(れい)無きにしもあらず
中国の古典に詳しかった天皇も
囚われの身でありながらこれを見て微笑まれたそうです。
戦前の皇国史観を教える手段としてかなり難しいこの漢詩の歌を
当時の子供達は唱歌としても歌っていたそうです。
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