木彫 聖観音菩薩立像です。
頭部から台座まで1本の木を丸彫りした一刀彫、一木造りの仏像です。
木の種類はよく判りませんが非常に密で美しい木目が見られます。
衣文には金彩が消えてはいるものの丁寧な麻の葉文様が丁寧に描かれた跡がくっきりと残っています。
画像は赤茶色っぽく写っていますがもっと渋くて濃い濃茶に近い色です。
正面から見ると全体の姿がやや右に傾いています。
頭の冠に付いていたもの(瓔珞と思います)、
手に持っていたもの(蓮の花と思います)、
後ろの光背、右手親指、鼻の先、などが欠損しています。
無銘で時代もよく判りませんが作行きも素晴らしくとても気品のある面立ちの観音像です。
玉木の台は付属しません。
サイズ 高さ24cm 台座8.4×5.5cm
在庫なし