柿右衛門様式の春寒鉢です。
裏銘なく何代の柿右衛門かは判りませんが
濁手に椿・梅・鳥文の美しい文様、
口縁の繊細な捻じりの形状などから
柿右衛門様式と判断しました。
口縁に表から見た時1.7cm、
裏から見た時2.2cmのカケを本金補修しています。
又そこから約6.5cmのニュウが入っています。
高台内にカマ疵があります(画像参照)
朱・黄・緑・などの色絵(特に緑色)にスレによる剥離が
見られる箇所があります。
金継ぎで漆は固まっておりますが完全な金の定着には2,3カ月が必要かと思います。
器としてのご使用は今梅雨明け後くらいからお願い出来ればと存じます。
径19cm H6.7cm
在庫なし