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時代 古い小箱 カルタ箱 櫃 木地麻布漆仕上のとても丁寧な作り 時代の風格 k-552

時代 古い小箱 カルタ箱 櫃  
木地に目の粗い布(おそらく麻)を貼りその上から臙脂色の漆を塗って三層に仕上げているのが
角のキズから伺えます。
縁や角は刻苧もしくは錆漆でわずかに盛り上げて補強装飾し
金唐草文様を描いた大変丁寧な作りとなっています。
内側は赤の地に小さな花菱文が白抜きされた和紙が貼られておりこれもとても緻密な文様です。
黒漆の四角枠の脚があり本来何を入れるものとして生まれたのかはっきりとは判りません。
雛道具の中でこの形状に近いものではカルタ箱がありますがそれもよく判りません。
かなり時代を経たものと思われ角や縁に傷が多々見られます。
房の糸が乱れていて抜けやすくなっています。
(画像矢印の他にも写っていない小キズがあります)
手のひらにのるサイズで装飾もさほどなく難点も多数ありますが
紐を掛けて飾っておくだけで時代を経て大切にされてきたものの風格さえ感じるお道具です。
脚の付いた身の方のサイズ 6cm×4cm H4.7cm
蓋をした時の全体のサイズ 6.9cm×4.8cm H5.5cm(蓋だけの高さは4.5cm)
在庫なし