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萩焼 吉賀大雅堂 麗秀作 達磨形火入 金子堅太郎「松間富嶽浪間鴎」渓水堅 t-2436

泉流山 萩焼 吉賀大雅堂 麗秀の彫銘有り 火入2点です。
全体に鎬が入った達磨形で胴から裾にかけてやや赤く変化しています。
作者の山県麗秀(1870-1948)は萩焼の技術の伝承に大きな足跡を残した人ですが
自分の窯を持たなかったため一職人として生涯を送ったそうです。
(2点のうち1点ははっきりと「麗秀」の陶印が彫られていますがもう1点は上から釉薬が掛かっており殆ど見えづらくなっています)
達磨の背中側には「『松間富嶽浪間』渓水」と書かれており
明治から戦前まで活躍した官僚・政治家、のちに日本大学初代校長などを務めたの金子堅太郎(1853~1942)の書だと思います。
火入れの作者山県麗秀、この作品に書を記した金子渓水ともに
明治から昭和初期にかけて各々の分野で名を残した人物でこの作品は二人の名が記された大変稀少なお品だと思います。
萩焼特有の経年による色の変化や底裏の汚れなどが見られますが
カケやニュウ等の傷なく状態良好です 共箱入り
サイズ  最大胴径11cm H13.5cm
新着商品8500円