時代の桐小箱です。
桐の上に和紙を張ってそれを赤色の正絹で覆っています。
銀漆で竹垣を描き前後左右に美しい菊文様が手刺繍されています。
開ける時の摘みも菊の細工がほどこされディテールにこだわった上手なお品です。
中には 巾着袋・細長い小袋・マチの有る小袋
・房の付いた琴爪入れのような小箱・懐紙入れ
・黒漆の化粧刷毛・朱漆の化粧刷毛 の
7点の道具が入っており今で言うバニティケースのようなものと思います。
外側の布は経年による汚れや破れが多々見られますが
中の道具はやや汚れはあるものの破れなどの傷みはなく比較的状態良好です。
化粧刷毛は上質の毛を使っており実際に使用出来るくらい美品です。
黒漆の刷毛に大丸の商標マークが入っているので明治から大正のものと思います。
黒漆の刷毛…5cm
朱漆の刷毛…9.5cm
箱のサイズ 20cm×11cm H12.5
在庫なし